熊本県立美術館 Part 1。

熊本県立美術館 Part 1。

 

今朝は爽やかな朝でした。

昨日の朝空から福岡も梅雨入り?なんて予想していましたが・・全くもって苦笑

そんな今朝は?。⬇︎

淡いピンク混じりの快晴でした。

まさか空梅雨からの夏本番なんてことにならないでしょうね?。

まぁ、天気のことはお天道様にお任せしておきましょう笑。

さて、熊本の市街地は大体どこも行ったかな?なんてはさすがに思っていません笑。

まだまだ行けていない所が沢山。

最近ではCAMK(熊本市現代美術館)へも初めて訪問しました。

こちらなんか一番の繁華街に位置していて、今までも何度もイベントの告知を見たりしていましたが今年になって初訪問でしたから。

行ってはいないけど、何度も通ったりしているとついつい行った気持ちになる事は多々ある事です。

それは福岡市にも沢山あるのが実情で、このままだと行かないままに終わるのかな?なんて無いようにと思ってはいます。

そんな熊本散策を楽しんでいた某日、実は某所へ寄ってみようと思って出掛けていました。

その場所とは古からの要所だったと判明したこちら二の丸公園(熊本城公園)です。⬇︎

この公園に未到の地がある?。

あるんです、それがこちら。⬇︎

『熊本県立美術館』です。

こちらをKPMAと呼ぶのかはわかりませんが(Kumamoto Prefectural Museum of Art)、重厚な佇まいが素敵でした。

入り口のモニュメントから・・(ルノーのマークかと思いました苦笑)。⬇︎

こちらは『KOKEKE MUSHA』というものだそうですが・・(『もけけ』かと思いました・・こんな輩が訪れてはいけなかったのかも苦笑)。⬇︎

ネーミングからして意味がよくわかりませんでしたが後に調べて・・、不覚でした。

このモニュメントとこの広場に熊本県立美術館の醍醐味とも言うべく遊び心が満載だったなんて・・。

その事実はもう一度訪れた際にしっかり確認したいと心に決めています(忘れないようにしないと笑)。

そして、これも後で知ったことですが。⬇︎

(勝手な借り物です:大感謝)

裏から見たら天守閣が真ん中に見えるように立っているとか、たまたまだとか?笑。

こちらも今度は自分の目で確認したいと思っています。

それにしても、初めての美術館は緊張します笑。

入るとすぐに広いロビーがあって、海外の方々が数名。⬇︎

天井が高い広々とした空間でした。⬇︎

窓からは公園も見えています。⬇︎

公園から時々覗いていましたが、あれで長く休館でしたから・・。

さてどこから・・案内図から。⬇︎

大体そうなんですが、知らない場所の案内図を見てもあまりイメージが湧きませんので、気ままに彷徨ってみる事に笑。

まずは一階から見下ろせる地階。⬇︎

左を見ると。⬇︎

柱もなんか良い感じですし、気になる絵も・・。

よし取り敢えずは馬シカと煙は高い所に上ると言いますので笑、そのまま2階へ。⬇︎

(楽してエレベーター笑)

まっすぐ進むと特別展覧室出口で、係員の方が居ました。

この日はこちらが開催されていた様子。⬇︎

僕のような逆行無銭闖入者を予防する為か、ご挨拶をしてすぐさま一階へ逆戻り苦笑

今度は奥のカフェらしきスペースが気になりました。⬇︎

空中回廊っていい気分だな、なんて思いながら・・。⬇︎

営業前でした・・、今度は11時以降に来る事を誓いました。

そのまま真横の階段を降りるとそこは・・。⬇︎

先ほど上から見ていた椅子に座った目線で一枚、二枚。

モニターに映されたモネの絵画を見ながら・・。⬇︎

(本当にモネ?笑)

午前中だからでしょうか?入り口で出会った海外の数名以外は誰も・・。

なのでゆっくり寛げました。

そして、上を仰ぎ見ると・・。⬇︎

青い天井がお洒落だなー、今夏はブルーかなー・・なんてファッション雑誌の見出し?みたいなことを考えていました笑。

展示品が盛り沢山で無い空間が贅沢で、唯一展示されている立像がありました。⬇︎

凛とした佇まいの女性像、という表現が適切かはわかりませんが、そんな気がしました。

熊本では男性の気質を表現する言葉として『肥後もっこす』が有名ですが、こちらはその女性版の『肥後猛婦』を表現された像なのかな、なんて思いながらしばしみとれていました(肥後猛婦は実は初めて知りました)

こちらはの作品名は・・。⬇︎

北海道の東の春?。

全く熊本とは関係ない女性なのかどうかは分かりませんが笑、芸術はネーミングから芸術なんですね・・。

ちょっとだけ調べましたが、こちらと同じ題材で少しだけ衣装(意匠)が違う作品が全国に数点展示されているそうです。

そしてもう一点、この立像を見ていても実はとても気になる作品がお隣に(実は立像の写真の右側に黄色の矢印をつけています笑)。

そちらが気になって気になって笑。

それがこちら。⬇︎

<学園生活(ピードモント・ハイスクール壁画)>野田英夫さん作。

『この壁画は、野田が画家になって、母校ピードモント高校の依頼によって、学校の図書館の通路の壁に制作したものです。

この壁画は、学校の改修工事の時、壁をそのままはずして、野田がかつて過ごした熊本にある当館に設置しました。

絵を描いている美術クラブの様子を中心にして、左右に理科、音楽、体育などの活動場面を取り上げ、高校生たちの生き生きとした学園生活を描いています。

絵の中にいる、ルノワールの油絵を持った女性が野田の先生で、作家自身もその前でこの絵を仕上げている姿で登場しています。』

この紹介文だけでも好奇心が掻き立てられます笑。

疑問1:ピードモント高校ってどこの国に?。

  Ans:アメリカはカリフォルニア州に現存。Piedmont High School。

疑問2:壁をはずして熊本に設置って、どうやって運んだ?

  Ans:不明笑。

疑問3:野田さんの先生とはどんな感じ?。

  Ans:絵画に描かれているこちらだと。

その壁画がこちら。⬇︎

伝わるでしょうか?、実はかなり大きいです。

当時のアメリカでの学園生活が様々なシーンで描かれています。⬇︎

真ん中の男女は何を見つめる?。⬇︎

最後に右側は。⬇︎

ブルーのシャツを着て画を作成中の生徒さんこそが野田英夫さんだそうです。

それにしても趣深い画でした。

全くもって絵心も造詣も浅いですが、見惚れてしまう絵はやはりあります。

訪れて良かったと心から思いました。

最後に、さり気なく書かれていたプロフィールが・・。⬇︎

1908年 アメリカに生まれる。

3歳から18歳までを両親の故郷熊本で過ごす。

1926年熊本中学校(現在の熊本高等学校)を卒業した後、ひとりでアメリカに渡り、カリフォルニア州オークランドのピードモント高校に入学。

この学校で美術クラブに所属し、女性美術教師から初めて油絵を学ぶ。

1934年と1936年日本に帰国する。

1939年 東京で死去。

なんと、享年30歳で夭逝・・、『学園生活』を描き上げた2年後。

人生いろいろです。

これからもいろんな場所へ出向き、いろんなものを見ていろんなことを思って過ごしたいと思っています。

 

それでは今日もまた粛々と1日を過ごせれば。

またそのうちにですね。

 

 

追記:

この画に自身で色をつけてみたいって方もいるかと?(僕だけ?笑)。

そんな方の為に。⬇︎

ご自由にプリントして貴方色に染めて下さい・・(80年代フレーズ笑)。

こんな太っ腹なサイトを見かけました。

その運営はこちらです。⬇︎

『熊本県立美術館★所蔵品ぬりえ熊本県総合博物館ネットワーク』

まさしく至れり尽くせり。

やりますね『KPMA』さん笑

 

 

2024年06月11日